パーティクルカウンターの買取

パーティクルカウンターとは、空気中や液中に一体何が存在するのか調べ、パーティクル（ちりやほこり、存在してほしくない異物など）を計測する機器です。計測できる粒径区分は0.02から1.0(超微粒子)、0.3、0.5、1.0、2.0、3.0、5.0μmです(機種による異なります)。本来見えない存在を数字として見える状態に変えてくれる機材のため、クリーンルームなどの空気清浄度を維持管理するために活用されています。日本語では微粒子計と表記されます。

【どのような場面で使われている？】
〇事務所環境調査
〇クリーンルーム汚染管理（特にここでよく使われます!）
〇フィルタリーク観察
〇ドラフトチャンバ試験
〇自動車排気ガス拡散
〇喫煙室管理
〇燃焼系漏れ試験
〇コピー機
〇プリンタからのトナー漏れ（液中）試験など

【なぜパーティクルカウンターを使う必要があるの?】
〇理由としては、今の空気はクリーンな空気かどうかを数値化によって可視化できるからです。
・洗浄度を可視化できれば、どう対策を行えば効果が出るかを数値によって判断することができるようになるため、清掃の効率が向上することになります。
・汚染の原因となっている物質が見えない状態では従業員の意識の向上は果たせません。
・さらに、洗浄度を情報として蓄積しておくことによって、製品の品質分析を行う際のデータとしても活用することができます。
【パーティクルセンサーとの違いは?】
〇パーティクルカウンター
・瞬間的な計測に使われます。
〇パーティクルセンサー
・リアルタイムに連続した計測に向いています。
・そのため、電源を常に供給しなければなりません。

【クリーンルームでの使用について】
〇クリーンルームには大きく分けて2つあります。
・ICR（Industrial Clean Room）…工業用クリーンルーム
BCR（Biological Clean Room）…医薬品・食品およびバイオテクノロジー関係
このどちらでもよく使われています。
〇ICRでは、
・半導体
・液晶パネル
・電子部品
・プリント基板
・光学部品
・精密機器
などを製作する際に使われます。
〇BCRでは、
・製薬
・医薬品
・ビバレッジ（飲料）
・食品
・化粧品
・病院の手術室・ICU・無菌室
などで使われています。
〇クリーンルームの環境は、さまざまな要因で変化していきます。
〇洗浄度の低下にはいくつか原因があります。
・機械が動くことによるちりの発生
・ティッシュなどの備品を使用した時。
・作業員自身から出るほこり。
〇洗浄度が低下したことによってトラブルが起きないよう、できるだけ早い段階で異常を発見するためにも重要な機材です。