只今、露点計 買取り強化中でございます。 使っていない機材、倉庫に埋もれている機材など、使わなくなった機材を売却しませんか?
メジャーでは、買取りのプロが貴方の計測器を適正価格をお伝えします。

買取りについての留意事項
・商品詳細情報を可能な限り詳しくお知らせください。
計測器によっては標準構成品とは別にオプションを付けていたりすることがあるため、機器の性能、付属品などの情報をお知らせ願います。
・取扱説明書、保証書、校正履歴、検査書などの書類が添付されていますでしょうか。必ず査定に依頼される前に付属品の確認をお願いします。

露点計は露点温度を測る測定器です。
露点/霜点温度、相対湿度、水分容積率(ppmv)、温度などが測れます。

露点計の主な買取対象機材(下記に無い機材でもお気軽にお問合せください。)

メーカー名 内容
ヴァイサラ 露点計 DM70

メジャーでは様々な測定器・計測機の買取を受け付けております。
こちらの一覧に無い測定器・計測機でも是非一度メジャーお問合せください

露点計とは、ガスなどに含まれる水分の量と、結露した際の温度を測る機械です。水に強くない製品を扱うときや、ガスの製造所などでできるだけ乾燥した環境でガスを用いたい時、露点計によって乾いているかどうか確認したい時に使われます。

【露点とは?】
露点とは、空気などの気体中に少なからず含まれている気化した水分が、気体の温度を下げた際、水分が結露して液体となって表れますが、その時の温度を露点といいます。

【露点計の測定方式】
1、静電容量式
(1)仕組み
アルミニウムのセンサーに金一に小さな穴が開いた酸化アルミニウムと金をコーディングして、コンデンサーを作り、小さな穴に入った水分子により起こる静電容量の変化により水分量を測定します。
(2) 静電容量式のメリット
・センサーにガスを当てるだけで簡単に測定ができます。
(3) 静電容量式のデメリット
・センサー部分が汚れに弱いです。
→保管時にセンサーにカバーをかけなくてはなりません。

2、鏡面冷却式
(1)仕組み
ガスの配管の一部に、鏡とそれを冷やす冷却装置を取り付け、鏡に光を当てて結露した時に起こる光量の変化を、フォトセルを用いて確認することで露点を測定します。
(2)鏡面冷却式のメリット
・経年劣化などの影響が少ないです。
→標準器としての仕様に適しています。
(3)鏡面冷却式のデメリット
・検査するガスを冷やさなくては測定ができません。
・ライトや冷却装置によって小型化が難しいです。

【露点温度の種類】
1、圧力下露点温度
(1)圧力下露点温度の意味
・エアツールやガスを送る配管内において、圧縮された空気の露点温度のことです。
(2) 圧力下露点温度計測の注意点
配管途中に圧力がかかっていても、使用に耐えうる露点計を設置しなければなりません。

2、大気圧下露点温度
(1) 大気圧下露点温度の意味
ガスを大気に放出したときの空気の露点温度のことです。
(2) 大気圧下露点温度の確認が重んじられる理由
主に圧縮空気を用いて塗装や乾燥作業を行うときに影響するからです。
→露点温度が高いとき、圧縮空気内部には通常より多めの水分が含まれており、乾燥作業の妨げや塗装の際における塗料ムラの原因となります。

【露点計を使う上での注意点】
(1)利用している配管に直接つなぎます。
◎直接つなぐ理由…配管の端の部分や計測のために配管を分岐させて計測したとき、配管内部にかかっている圧力との間に差異が生じます。
→差異が生じてしまうと測定値が正確には測れないので、必ず配管に組み込む形で露点計を設置する必要があります。

(2)配管内に余分な水分が発生しないようにします。
・水滴が機械内部に入り込めば、機械は腐食したり作動不良を起こしたりしやすくなります。
・圧縮されたガスの湿度は高く、配管内部では乾燥しません。
・圧縮装置の配管には、ドライヤーと呼ばれる水分を除去する装置がついています。
★ドライヤーの原理
[1]圧縮されたガスをさらに冷却することによって、意図的に結露を発生させます。
[2]水分を分離することによって露点温度を引き下げます。
★ドライヤーを使う際の注意点
冷やし過ぎによってガスの体積が減少したりエネルギーをロスさせたりすることもあります。
→ドライヤーはガスの温度を低下させることによって意図的に水分を出す装置です。
・10度前後あれば水滴の発生は防げますが、露点温度を作業環境より少し低い程度に抑えることによって、設備の省エネルギーに務めるという考え方もあります。
・その際は、露点計を用いてこまめに露点温度の管理を行ってください。

(3)大気圧下の露点温度も管理していきます。
・塗装や乾燥作業の際にガスを吹き付けるが、その際気体の急激な膨張により、ガス内の温度が急速に低下し、ノズルの先で結露ができてしまう可能性もあります。
→結露により、塗装ムラやノズルのつまり、水滴が付着することによる製品不良が発生します。
…圧縮されたガスと同様に、ドライヤーで水分を除去していきます。
〇注意:ドライヤーが冷却式では零下にまで冷却するのは難しいため、吸湿剤の中に圧縮されたガスを通して除湿する吸湿式を使用します。

(4)ドライヤーがつけていても水滴が出る場合は、配管業者に調査を依頼する。
・露点は発生原因が分かりづらい場合もあります。
・運用が適切でない場合もあります。