風速計の買取

風速計とは、風の速度を計測する機器です。地上気象観測に広く使われる固定式や、家庭やレジャーなどで使われるポケットなどに入れて持ち運べるハンディタイプがあります。

【どのようなところで使用されるの?】
〇飛行場の欠航、運休などの判断基準を測るため。
〇鉄道の運転見合わせなどの判断基準を測るため。
〇高速道路の徐行運転、通行止めなどの判断基準を測るため。
〇塔
〇ゴルフ場
〇登山
〇スキー場
〇陸上競技場
・追い風や向かい風のために、記録に大きな影響が出ることがあります。
・追い風がある程度大きな場合は、新記録でも参考記録とされます。
〇リフト
〇ロープウェイ
〇建設現場等でのクレーン安全の為
〇分煙設備の効果の確認
〇オフィスなどの換気装置の機能
〇空調ダクト、ダクト送風口の風速管理
〇室内環境の計測などに使用

【どのような種類の製品があるの?】
〇熱式
・白金線やサーミスターといった通電状態にあるセンサーが、風により冷却された影響によって温度低下したのを測り、速度を知る方式です。
・白金線は物質的に最も安定しているので、長期安定性に優れています。
・比較的安価で、持ち運びが容易で移動させやすいため、さまざまな場所で用いられています。

〇翼車式
・風車の翼の回転数により、風速を測定する機器です。
・極めて単純な構造により、価格は安いです。
・測定精度は低く、わずかな風速の測定や、小刻みな風速の変化には向いておらず、使われる用途としては気象観測がほとんどです。

〇超音波式
・超音波が風の影響により到達する時間の変化を利用した測定方式です。
・3つ方向にセンサーを設置させる必要があります。
・そのため、機器のサイズは大きいです。
◎メリット
・可動部がないため、メンテナンスの必要は少ないです。
・ヒーターを搭載することができるので、耐気温性が高く、寒冷地での計測に向いています。
▲デメリット
・大型の機器なので、周囲の風の動きを乱してしまう可能性があります。
・そのことから、限定的な用途にのみ使用されている方式です。

〇ピトー管式
・風の流れに対して正面と直角方向に小さい孔をもち、2つの孔から別々に圧力を取り出す細い管があります。
・2か所の圧力差（正面が全圧、直角が静圧）をマイクロメーターで計測することにより、風速を測る方式です。
・正確に測定するためには、風の方向に対して正しく設置する必要があります。
・風の速度の計測というよりも、校正目的で使われることが多いです。

【風速計を購入した後には…】
〇計測データを取得する方法をよく検討しておきましょう。
〇風速計の出力についての方式を調べておきましょう。
・パソコンと通信ケーブルで接続するか?
・パソコンに直接データを転送可能であるか?…可能であるならば、集計や解析が簡単にできます。